シュタイナー教育とは

シュタイナー教育

シュタイナー教育について、書いてみようかと思う。ちょっと真面目モードで・・(いつも真面目なつもりですが~)
と言っても、シュタイナー教育の中身というか概要なんかをかいつまんでお話しできるほど
お勉強しているわけではないので、勉強したい・学びたい方は
日本シュタイナー学校協会のページを検索してみてください。
じゃ、シュタイナー教育の何について書くのか?なのですが

我が家がシュタイナー教育を選んで子どもたちに
小学校・中学校・高等学校での勉強・生活を
シュタイナー学校、もしくはシュタイナー教育の理念をもとにした教育施設で過ごすことにした
その経緯や、感想、想いなどを書いてみる。うん。

まずは、初めて知る言葉の方もいらっしゃるかもしれないので
ここからですよね、シュタイナー教育とは何でしょうか?

シュタイナー教育って何?


う~ん‼シュタイナー教育について何なのか、というのは研究者や教師、書籍なんかで調べてたりしてください。
私がここで書くとしたら『シュタイナー教育とは○○です』という回答的なものじゃないんだろうな~と思います。
(それなのに、シュタイナー教育について書くんだ・・・私、チャレンジャーだな~)

さぁ、シュタイナー教育について私が私なりに語れることを、だらだらつづってみます。
まずは、シュタイナー教育と出会ったところから・・・

子育てに悩んだ

子育てって、学校で習いましたか?
私は普通の小学校・中学校・高校・女子短大と
普通~に育ってきましたが、どこの教育機関でも習っていません。

結婚して、子ども(ムスメ)が生まれて初めての子育て。
初めてではあるけど誰もがしている事・・なのに、さっぱりわからない。
本屋さんで買ってきた本の通りにしてみても、なんだか当てはまらない。

赤ちゃんのおしっこやうんちの回数、離乳食の進め方、睡眠時間
どうして泣くのか、体重の増減etc

全く本に書いてある通りに進まない!
※ちなみに私の当時の参考書はたまごクラブひよこクラブ、いわゆるたまひよです。

ムスメが1歳半になったくらい。

散歩に行ってもお昼寝もしないし、夜も元気いっぱい。
大きな家でもない住宅街の中
部屋で二人きり、大きな声で騒がれると、近所迷惑かもしれない・・
散歩に連れ出して、歩けば歩くほど
こっちは疲れるけど、ムスメは体力がついてきて元気いっぱい。
八方ふさがり、お先真っ暗。行き詰った!

本当にどうしたらよいのかわからなくて、これは、子育ての勉強をしてないからなのかも?
と思いいたった私はムスメの寝かしつけを終え、夫にムスメを預けて
図書館で借りてきた育児関連書を近所のファミレスが閉店するまで読みまくる日々を過ごしました。

その時は手当たり次第に並んでいる本を手に取ってたな・・・うろおぼえだけど思い出せる系統は
子育ての魔法の言葉、インディアンの教え、ニキーチン、モンテッソーリ系などなど
育児関連書で実際に出来ることがあれば実践、失敗しては違う本を読んで、また実践を繰り返して

『結局、どれもうちのムスメにはあてはまらないじゃないか!』

シュタイナー教育の本を手に取る

そんな風に行き詰ってしまったのですが、運命的なのかどうなのかはわかりませんけど
シュタイナー教育の関連本を手に取りました。
20年以上前は育児関連のコーナーにシュタイナーの本はとっても少なかったのですが
2~3冊しか並んでなくて。松井るり子さんの7歳までは夢の中
広瀬さんの我が家のシュタイナー教育という本くらい。

全然、内容は覚えていない(汗)のだけど
多分、テレビを見ないようにする事が書かれていた一文があったと思う。
ここに行きつくまでに、たまごクラブひよこクラブでも
”テレビは30分程度で終了”的なことが書かれた記事を読んだりしていて
きっちり守っては、いた。子供番組は30分で終了!

『は~い。テレビは終わりね』なんて・・

でも、子供番組切ってしばらくすると、ギャン泣き。
子供向けの番組やビデオとかつけたら大人しくなるんだろうけど
(当時はスマホとかありませんよ~PCないから動画も簡単に観ません)
30分て書いてあるし、守らなきゃ~~でもな~~なんてモンモンとしていたところの

テレビは子どもに見せない

ふ~ん・・簡単。じゃ、布でも被せてみるか。
毎日見せていた子供向けテレビ番組もやめてみた・・・
とテレビに大きめの布をバサッと被せてテレビ自体が見えないようにしてみた。
もちろん、私も1日テレビは無し

・・・そうしたら
効果てきめん‼ウソデショー‼

あんなに手こずっていたギャン泣きが無くなった~ 😛

当時の私、たぶん小躍りしてた。
ここから、1日のリズムをしっかりと作りましょう~なんて
たまごクラブひよこクラブが推奨していた乳幼児のタイムスケジュール的な事も
なんとなく出来るようになってきた。

え~何?このシュタイナー教育って、神??
なんかすごくない?
ここからですね。シュタイナー教育の沼にズブズブとはまっちゃったわけです。

シュタイナー教育はテレビを見せない

シュタイナー教育は子どもにテレビを見せないって、たぶん有名ですよね?
シュタイナー教育を知らない人は知らないと思うけど。

我が家はシュタイナー教育を知ってからテレビをやめたんですけど
そこにくるまで私にとってテレビって、リズムだったんです。
朝は見てないけど、起きたら天気予報→ニュース→朝ごはん→朝の連ドラ→洗濯もの干して→情報番組→午前のお散歩→お昼ごはん・・・
みたいな感じで、なんとなくテレビついてる。
子どもには

30分でテレビ切るね。

なんて言っておきながら、結局ニュースなら大丈夫みたいな感じでずっとついてる状態。
これが無くなって・・・私、どうなっちゃうの??・・・

我が家からテレビを見る習慣を無くしたら、どうなった?

自由になった!!!

なんか、テレビを見ない日が続いてから
自由になっちゃったんです。

う~ん、ここら辺は当時の気持ちの記憶が曖昧なんだけど
なんか縛りが無くなって、自分で1日をコントロールして
1週間の目星がついてきた感じ。

それまで、ほぼワンオぺ育児で忙しくて時間がめちゃくちゃになってて
子どもがリズムを崩す~
なんて言い訳していたのが

自分が要所要所でテレビを見て時間を無駄にしていた、ってことに気が付いた。
子どもがちょっと寝ているすき・寝静まってからテレビを見ることもあった。
早く寝ればいいのに、深夜番組を見ていたり
結局、しんどいよ~ってなっていたのは

自分がどうして時間をコントロールできていないのか

ってことがわかっていなかった、ってことだった。

テレビに依存している自分に気が付いて
24時間を取り戻した‼って。手こずってたムスメのリズムが整って、自分の24時間を自分の手に取り戻した~って。

小躍りせずには、いられないですよね?

『もう、テレビなんか私の人生にいら~ん!捨ててしまおう~』

これですよ、この潔さ!今振り返っても、すがすがしい気持ちになっちゃいます。

シュタイナー教育を人に伝えるむつかしさ

さて私、夫がおりまして
このブログの中でも重要なキャラクターとして頻繁に登場しているので
流れで読んでくださっている方は何となく性格がつかめているかと思うのですが
一見アウトローに見えて、いたって常識人。

何をもって常識人とするかはさておいて一般的とか言われるところの感覚の人です。
※社会の歯車から外れた役者を職業にしておきながら、よく言うよって感じですが

その彼に

[char no=”1″ char=”リサオク”]シュタイナー教育というものがあり、実践してみたい!
親子が共倒れになりそうな時に、たった一つのアクション
”テレビをやめる”というだけで人生が救われるくらいの衝撃だった。
もっとちゃんと子育てをシュタイナー教育というものでやってみたい。[/char]

と伝えたら
[char no=”2″ char=”夫氏”]いいよ~[/char]

と言ったんです。

この流れだとOK出た!シュタイナー教育で我が家は行くぞ~
となりそうでしょ、でもそうはならないんですよ。
夫氏のシュタイナー教育?いいよ~は

君はほうじ茶飲みたいって?
いいよ~俺はビール飲むからさ~

って感じなんですよ。
シュタイナー教育というもので子育て実践しようと思ってる。
って、男性だと母親一人がやればいいと思っちゃうみたいで
子育てって、夫婦でやるもんだって意識がないんですよね。

ここが肝なんだけど、シュタイナー教育を家庭で実践するって
家族みんなが賛同しないとなかなか難しい。
奥さんと子どもだけ、なんかやってるみたいだけど
夫は関係ないから~じゃ出来きれない(・・我が家は、そうだった。きっと色々な家庭があるから一概には言えないだろうけど)

でも、OKが出たからには、実践するじゃないですか。
まずは、テレビを捨てることから!
ということで揉めるんです

シュタイナー教育で子育てするから、テレビ捨てる!

今はテレビって薄型で軽いのかな?昔は大きくてずっしりと重~いテレビだった。

[char no=”1″ char=”リサオク”]こまずは、テレビを布で隠す~みたいなしみったれたことはやめて
潔く、処分しましょう[/char]
と提案すると
[char no=”2″ char=”夫氏”]俺がテレビ見れないだろ![/char]
怒るわけですよ。
ここらへんの伝わらないもどかしさは、もう大変で、わかる人にはわかってもらえると思う。
本当に、もどかしい。

捨てることはだめだという、テレビは布を被せておくっていう
いつでも見れる状態。
これって、ちょっとだけいいよね~。とか、今日だけは許そう。とか
いつでも目に付く場所にあるだけで誘惑や、弱さ、自分の内にある何かと常に戦わなくてはいけなくて
めちゃくちゃしんどい。だから、処分したい。

でも、ダメだといわれる。
シュタイナー教育はしたらいいと言われる。
しばらく、この問題で夫婦で激突してました。

[char no=”1″ char=”リサオク”]仕方がない、目に届かないところにしまってしまおう![/char]

ということで、1階のリビングにおいてあったテレビ
※当時のテレビはすご~く重くって女性一人で持ち上げるのは結構厳しい。しかも結構大きなテレビだったのです夫氏のいない時を見計らって頑張って階段を上がって2階のムスメが使わない部屋にある押し入れにしまい込んだ。
ただ、テレビのジャックにつながるコードが届くくらいの場所でもあったので
普段は押し入れに入れておいて
夫氏がテレビを見たい時にコード引っ張ってきて押し入れの中にあるテレビにつなげて
スポーツニュースとかを見ることが出来るようにしておいた。

[char no=”1″ char=”リサオク”]これで、文句はないでしょう![/char]

結構、ここまでもめにもめてたんだけど
テレビを二階までもって上がり、押し入れにしまったという行為から
女性(リサオク)のものすごい強い決意を感じたらしく
何も言ってこなかった。

しばらく、夫氏は夜、ビールの缶を片手に二階の部屋にこもり
部屋の押し入れを開け、ジャックにコードをつないでテレビを見る
という生活を続けていたのだけど
次第に
[char no=”2″ char=”夫氏”]そこまでして見たいものなのか?[/char]
と思ったのかどうかはわからないけど

リビングにいる時間が増え、ムスメと遊んだりする時間が増えてきた。
それまで、ムスメが食事中に吐き出したりしても
テレビを見ていて手を貸すことは無かったのに
立ち上がって布巾を取って来たり、抱っこしてその場をしのいでくれたり
ほんの少しだけど、テレビが無いことで私たちがどういう状態かを見れるようになった。

テレビを見ないことでわかった、シュタイナー教育とは・・

テレビを見ない選択をすることで
育児が楽になるというか、問題点を見つけられたというか
子どもの扱いが楽になった・・・という事だけではなくて

自分自身、夫氏も含めて
今より良い状態があって自分たちの選択で、そちらに向かうことが出来る

ということが、その時にはほんの少しだけど
ぼんやりと感じた。
シュタイナー教育が何かはよくわからないけど、すごく良いものを感じたこと
シュタイナー教育が何か、もっと知らなくてはいけない!もっと勉強してみたい。
そんな気持ちが湧き上がってきたのでした。

シュタイナー教育とは??何かを掴めないまでも
良い期待を抱かざるを得ない良い結果を得ることが出来たし
テレビを見ない選択、この後20年以上経過した現在も
我が家にはテレビが無い状態で生活していますが
めちゃくちゃ良かった。

5人家族で家族の会話が無い、ということは一切無くて
いつでも何かしら話題があるし
家族の中で問題があったら、家族会議を開いて話し合ったり
ちょっとした時間があればボードゲームで家族みんなで楽しんだり

他の記事を読んでる方はご存じかもしれませんが
家族でキャンプやツリーハウスを作ったり
あぁ多分、仲良くやってる方だろうな~と思うのです。

そして、これは序章だった

育児でつまずいて、シュタイナー教育と運命的に出会った。

シュタイナー教育を実践するにあたって、即効性がある
『テレビを見ない選択』
これによって、自分自身の問題点
夫婦で抱える問題が可視化された。

以降、我が家は20年以上シュタイナー教育に共感を持ちながら生きていくことになるのでした。
ちなみに、シュタイナー教育は宗教じゃぁございません。
なんか、シュウキョーーー??みたいに質問されることもあるのですけどね。

はぁしかし長かった(*´Д`)テレビだけでもこんなに長くなるとは~~
だけど、もうちょっとシュタイナー教育について書いてみようかと思う。

なぜなら、どこまで踏み込んで書いていいのかわからないという人が多いのだと思うけど
実体験を書いている人が少なすぎて、ベールに包まれた怪しさを醸し出してる。
そのために、もっと大勢のとからの支持を得てもいいはずなのに
イマイチ広がり(私の期待する)を見せていない。

私だって、こんな風にシュタイナー教育の事を文章にしてしまうのには腰が引ける。
でも、まあ20年以上シュタイナー界隈にいて
3校も経験しているのだし、書いてもいいのかな?いや私が書かなくて誰が書く?
みたいな気持ちに、年末の忙しい時期に思いたっちゃったわけです。

なので、私の目で見たシュタイナー教育
みたいな感じで、20年間を振り返りながら歩いてみようかな。
この文章おかしいんじゃない?なんて思われる方もいるかもしれないけれど
恐れず、書いてみよう。

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